ブランディングマーケティングWEBセールスプロモーション
廃棄を待つだけの使用済み横断幕が
子供を守るキッズバッグに
生まれ変わる。
阪神高速道路株式会社様より、横断幕の特性を活かした新たな商品作りの企画コンペのお話をいただきました。
働き続けた横断幕が生まれ変わり、キッズバッグ「Re:ppi」になるまでのストーリーです。
- 廃棄を待つだけの横断幕を
なんとかして活かすことはできないか。 - 高速を走っていると必ず見かける横断幕。役目を終えた横断幕は、再利用されることなく倉庫の中で廃棄を待っている状態にありました。そうやって廃棄を待つだけの横断幕はどんどん増えるばかり。なんとかして他の形で活かすことはできないか、というご依頼でした。
- ドライバーを守ってきた横断幕を
子供を守るアイテムとして蘇らせる。 - 横断幕は高速道路上でドライバーに様々な情報を伝え、守る役目を持っています。「ドライバーを守る」ためのアイテムであれば、誰かを守るアイテムとして生まれ変わらせてあげたい。様々なアイテムが検討される中、横断幕の持つ視認性を活かせる案として「キッズバッグ」が浮上。「ドライバーを守る」役目から「子供を守る」という新たな役目を与えようという道筋が生まれました。
企画コンセプト
高い視認性を活かし、
子供を交通事故から守るキッズバッグに。
横断幕の耐水・耐久性だけでなく視認性を活かした「子供を守るキッズバッグ」という方向性決定後、コンセプト・企画立案のため実際の車社会の問題点や子供用品に求められる特性などをリサーチ。
また実際に購入していただくパパママ世代へ響くアプローチ方法も策定しました。またtobira企画が業務主体者として、バッグを製造していくことが決定。洗い加工や縫製、プリントを一貫して関西の業者に発注し、メイドイン関西(地産地消精神)にこだわってブランド価値の底上げへとつなげました。
制作物
製品視認性が高いカラーリングに、
愛着のもてるどうぶつイラスト。
広い開口や軽量化などキッズバッグに
うれしい機能も詰め込みました。
横断幕のメリット「視認性の高さ」を活かしたキッズバッグ。
耐水・耐久性だけではなく、開口部の広さや軽量化など細部までこだわりました。
制作物
販促ツールWEBやパンフレットには
バッグが生まれた背景とともに
エビデンスを詳細に明記し、
他にはない商品価値を訴求。
「ただ作っただけの商品」として伝わらないよう、WEB上には商品の視認性や軽さのエビデンスを詳しく明記しました。また交通に関わる商品であることを直感していただけるようなカラーリングやトーンで制作しています。
コンセプトから派生した、新たな課題「交通安全」。
オリジナルキャラクターで
啓蒙活動にも一役買う製品へ。
「みきづく(見て気付く)おっちゃん」という独自のキャラクターを設定。ディスプレイやステッカー、特設サイトなどに登場させ、楽しく親しみやすい「交通安全」の啓蒙活動を進めていきました。
認知拡大施策
実際に購入されるパパママ世代をターゲットに、
身近なSNSでのプレゼントキャンペーンを実施。
インスタグラムやtwitterなど参加しやすいSNSでのキャンペーンを立案。
購入された「Re:ppiバッグ」を使ったスタイリングを投稿していただくプレゼント企画を実施しました。
得られた成果
メディアに取り上げられ、様々な企業様から
横断幕や懸垂幕の再利用の企画依頼をいただくようになりました。
このプロジェクトでは、立ち上げ当初より利益主体ではなく、売り上げの一部を寄付するなど社会貢献の立場で取り組んでいきました。その結果として、様々なメディアで「Re:ppi」を取り上げていただき、広く認知してもらうことができました。